彼の手にかかればすべてが楽器になる、と言っても過言ではないマルチ奏者/自作自演家による8年ぶりの新作。数多のネイキッドな音が連なる重層的なアンサンブルは、言わばどこの国のものでもあり、どこの国のものでもないフォークロア。柔和に躍動する歌声も相変わらずフレンドリーで、聴後には何だか祝福を受けたような昂揚感が。全18曲、あっという間です。