プレッシャ名義でラフェイスなどから作品を出し、改名後はチトリン・サーキット臭漂うサザン・ソウルを歌い続けてきた男の7年ぶりとなる新作。ひと昔前のインディー・ソウル的なチープさも味にしつつ、オーセンティックなバラードや80sファンク調のアップを屈託なく歌うお約束の展開で、バウンシーなラップ曲はかつてサウスサイド・ボーイズに籍を置いていた彼ならでは。キューピッドに一番近いシンガーだろう。