スチュワート・プライスアリエル・レヒトシェイドを指揮官に迎えたこの3作目は、レマン湖やイビザでの録音も奏功し、インダストリアル化を企てた前作に比べて開放的なムードだ。歌とコーラスを前面に立たせんと、引き算の美学に基づいて作られたトラックが非常にエレガント。ニュー・オーダーの復帰は嬉しいけど、こんな頼もしい後継者がいるからもう隠居しても大丈夫だよ……とか言ってみたくなるほど良い!