ケンタッキーのガレージ・ロック集団による4作目。初期は勢いで押す激情型のスタイルを持ち味としていたが、徐々に歌メロを重視するようになり、メロウでグルーヴィーな要素も入ってきた結果、ガレージに留まらない魅力を放ちはじめた。ブラック・キーズとツアーを共にした縁で、ダン・オーバックがプロデュースを担当。ダンらしいささくれ立った感じも楽しめ、バンドが新たな段階に入ったことを実感できる内容だ。