昨年11月の〈Hostess Club Weekender〉で曲順も忠実に再現し、ファンを沸かせた3年ぶりの新作だ。これまでの集大成とも言える楽曲の数々が、このロンドンのサイケ・ポップ・バンドの魅力を改めて伝えてくれる。ディテールにこだわりながら現場の熱気も見事に封じ込め、グループの底力を誇示するなか、とりわけ圧巻なのはプログレばりに怒涛の展開を見せる中盤以降の盛り上がり。そのカタルシスと言ったら!