ピアノの髭オヤジ以外全員女性。管楽器×2、ベース、ドラムによるクァルタベーの1st。率いるは、ブラジル随一の才女でありミナス・シーンの中心人物ジョアナ・ケイロス。印象的なメロディを備えたハイクオリティ・サウンドでボサノヴァからブラジリアン・ジャズにも多大な影響を与えたモアシール・サントス楽曲を並々ならぬ想像力と柔軟性で再構築。展開は予測不可能。プログレッシブながらどこかキュートな楽曲はジャンルレスな音楽ファン必聴。普段はシンプルなポップス・ドラムを聴かせるマリア・ポルトガルsinamantes)が秘めたテクニックを爆発させている点も聴き所。