しなやかに躍動するフルート、光の煌めきを想わせるスティール・ドラム、楽曲に深い陰影や奥行きを与え物語的に導くピアノやチェロ、そしてパーカッション。このレノオラ・ヴァイスマンの初アルバムはアレシャンドリ・アンドレスヘナート・モタ等、これまで彼女が作品に参加してきた同志に加え公私ともに良きパートナーであるハファエル・マルチニらが楽曲/演奏面を大々的にバックアップ。フォークロアやバロック音楽にジャズ等現代的なリズム、要素を巧みに取り入れミナスの美しい街並み、雄大な森林、そこに溢れる生命による活気を映像的に聴かせる魔法のような作品。レオノラ自身が手掛けるアートワークも素敵。