Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、2016年4月のアクセス・ランキングを発表します!

 

 

ちょっと驚きの結果と言えそうな、2016年4月度のアクセス・ランキング・レヴュー編。FACTの元メンバーによる新バンド、SHADOWSももクロ怒髪天といった支持層の厚い人気アクトを押しのけ、首位に輝いたのは新鋭シンガー・ソングライター、世木トシユキの初作『西陽の影』でした! 繊細なフォーク・サウンドを軸に、優美な菅弦楽器が彩る極上のポップス作。レヴュー記事には全曲ダイジェスト映像を掲載しているので、その素敵っぷりを観聴きしてお確かめください!

そして、20位中14組が邦楽と、ドメスティックな印象が強い今ランキングにおいて、ひとり気を吐いたのが、2位にランクインした映画「デッドプール」のサントラ。一人称が〈俺ちゃん〉という、マーベル・コミックスきっての異色ヒーローの初単独映画で、昨年「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で名を上げたジャンキーXLが音楽を担当しています。圧倒的アウェイ感のなか飄々と上位にいるあたりが、実にデッドプールらしい気が……。

また、海外の音楽作品では、19位のクァルタベー『LICAO #1: MOACIR』を要チェック。ミナス・シーンの中心人物であるクラリネット奏者、ジョアナ・ケイロス率いるクィンテットの初作で、ブラジル音楽の巨匠、モアシール・サントスの楽曲をアイデア豊かに再構築しています。スリリングなアンサンブルとヒューマンな温かみを併せ持つサウンドは、ダーティ・プロジェクターズなど新世代アメリカーナのファンから現代ジャズ好きまで、フレッシュな音楽を求めるリスナーにオススメです!