ブラックバーズの鍵盤奏者、ケヴィン・トニーを父に持つLA出身シンガーの初作。カーリー・サイモン曲を喉を鳴らして歌う“Vengeance”から、ネオ・ソウル、ジャズ、ハウスまで多彩な内容をテンポ良く聴き進められる好盤だ。父のピアノをフィーチャーした“A Love Like Ours”はキュートなボッサ・ソウルで、途中のジャズな転調とスキャットも爽やか。MJ風のミディアム・スロウ“Hello, There”は必聴の良曲。