カシンがプロデュースを手掛けるリオで注目のシンガー・ソングライター。〈未来派レイドバック・サウンド〉というキャッチも言い得て妙なこの2作目は、先鋭性を挿み込みつつ良い具合に脱力したドリーミーなサウンドや、美しいメロディー&主役のソフトな歌声が魅力的。トロピカル時代のハリー細野ナンバーを、ハイ・ラマズステレオラブが海の家でセッションしているかのような(!?)楽園ポップ盤だ。