デビュー・アルバム発売前にもかかわらず今年のグラストンベリーやレディング&リーズ・フェスティバルに出演を果たしたロンドン出身のインディー・ロック・バンド、パレス。今作はアダム・ジェフリービーチ・ベイビーデブ・ハインズ)がプロデュースを務め、センド・タウンゼントザ・マッカビーズフローレンス・アンド・ザ・マシーンワイルド・ビースツ) がミックスを手掛けている。ヴォーカルのレオの少し太く、かつ透き通る声とバンドの染み渡るサウンドが心地いい1枚となった、これから大注目のバンド! ショートムービーのようなMVとジャケにも注目。是非一度聴いてもらいたい。

 


〈これがデビュー作!?〉と驚かずにはいられない、壮大なスケールと独特の物寂しい雰囲気を湛えたロンドンの4人組によるアルバム。全体にうっすらとかけられたエコー、メロディアスなギター・リフ、泣き濡れたヴォーカル――過ぎ去りし日々を惜しむような音世界に胸が締め付けられる。プロデュースはデヴ・ハインズのコラボレーターとして知られ、スペクターを手掛けたアダム・ジェフリー。UK叙情派ロック好きはマスト!