Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、12月19日~12月25日の週間アクセス・ランキングを発表します!
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1POP / ROCK
パレス 『So Long Forever』 ロンドンの4人組、壮大なスケール感と独特の物寂しい雰囲気湛えた初作らしからぬ一枚
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2R&B / HIP HOP
コモン 『Black America Again』 スティーヴィーら客演、ジャズ~ソウルなサウンドで〈Black Lives Matter〉を表現した新作
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3JAPAN
竹達彩奈 『Lyrical Concerto』 中塚武やYMCKらが楽曲提供、〈2次元〉がテーマの過去最高にカラフルな3作目
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4POP / ROCK
ヤー二ング 『Evening Souvenirs』 苦みや切なさ増した60年代のフランス映画音楽のような趣の新作
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5JAPAN
yoji & his ghost band 『Angry Kid 2116』 異国の楽団のような雰囲気の新作は、トクマルに通じる箱庭的世界観
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6POP / ROCK
バルバッガロ 『Grand Chien』 テイム・インパラのドラマー、湿った旋律とローファイなサウンドのバランスが◎なソロ新作
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7JAPAN
あっこゴリラ 『Back to the Jungle』 注目の女性ラッパー、往年の名曲調理したトラック上で痛快にラップ披露した新EP
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8R&B / HIP HOP
ノーウォーリーズ 『Yes Lawd!』 サンプリング主体のビートでレイドバックして相性確かめ合うような生々しい箱庭感ある初作
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9R&B / HIP HOP
ジョジョ 『Mad Love』 ティーン・アイドルとして活躍した歌姫、ポップR&B的イメージに色気交えて等身大表現した10年ぶり新作
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10JAPAN
ヒグチアイ 『百六十度』 椎名林檎らの影も横切る鍵盤SSW、ふだん見えていないものに思い寄せた優しさ溢れるメジャー初作
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11R&B / HIP HOP
アイダ・ニールセン 『TurnItUp』 自身の歌唱交えて軽やかなファンク世界を構築したプリンスに捧げる新作
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12DANCE / ELECTRONICA
エロディスコティーク 『The Album』 ディミトリ・フロム・パリスとDJロッカ、ディスコを知り尽くした男たちの究極タッグ作
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13DANCE / ELECTRONICA
パウエル 『Sport』 奇怪な作風で注目の異端児、ニューウェイヴやインダストリアルなどの要素ミックスした刺激満点の初フル作
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14JAPAN
[Alexandros] 『EXIST!』 単純なギター・ロック排し、挑戦的&極めてポップな楽曲でてバンド・サウンドの限界突破した新作
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15R&B / HIP HOP
ソランジュ 『A Seat At The Table』 ラファエル・サディーク指揮、オーガニックな質感と80sポップ的な風合い交配した大作
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16JAPAN
YOUNG JUJU 『juzzy 92'』 KANDYTOWNやFla$hBackS人脈を招聘、渋み溢れるビートで若さゆえの瑞々しさ輝かせた初作
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17JAPAN
Keishi Tanaka 『What's A Trunk?』 コラボしたシングル3部作を軸に、変化を続けた2016年を凝縮した一枚
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18CLASSICAL
ニコ・ミューリー&タイター 『Confessions』 クラシック音楽&電子ビートに感傷的な歌乗せてポスト・クラシカル拡張するコラボ盤
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19JAPAN
NERDHEAD 『ORDINARY DAYS』 自身のラップと歌を軸に、サザン・スナップやバングラなど趣味丸出しの音で自由に遊んだ新作
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20JAPAN
Gr○un土 『ZOOPERITUAL』 ワールド・ミュージック好きにも◎、特有の〈桃源郷〉が前作以上の完成度見せた新作
今週の首位は、UKのギター・ロック・バンド、パレスのファースト・アルバム『So Long Forever』。ロンドン拠点の4人組で、すでに本国では〈マカビーズの不在を埋める新星〉などと期待されています。繊細に紡がれるバンド・アンサンブルと陰りあるメロディーはスタジアム級のスケール感を獲得しており、日本でも支持を集めるのではないでしょうか。
そして、2位はコモンの新作『Black America Again』。アメリカのシビアな社会状況を映しつつも、力強く鮮やかに希望の物語を綴ったソウルフルなアルバムです。〈Mikiki忘年会〉に向けて出演バンドが参加した座談会でも吉田ヨウヘイgroupの吉田さんが2016年ベスト・アルバムに挙げていましたね。そういえば〈Mikiki忘年会〉時のWONKのライヴでは、コモン“The Light”のサンプリング・ネタとして知られる、ボビー・コールドウェル“Open Your Eyes”の一節が歌われていたし、いまコモンがキテる気がします!