マッカルモント&バトラーの再結成に刺激されたか、スウェードがリユニオン後2枚目のニュー・アルバムを発表した。初期3作品と2013年の前作『Bloodsports』を手掛けた盟友エド・ビューラーをプロデューサーに起用して、〈夜と墓場の詩人〉なる異名を持つエドワード・ヤングの代表作から取ったタイトル通り、ダークで妖しいサウンドスケープへとリスナーを誘導。バーナード・バトラーの穴を壮大なストリングスでカヴァーし、それが結果的にスウェードらしい残酷なまでに耽美な世界を浮き彫りにしている。深いエコーをかけたギター、不穏な雰囲気を描き出すドラムのキック、そして何よりブレッド・アンダーソンの艶やかなヴォーカル――これを待っていた! 全UKロック・ファン必聴!!