ドイツの6人組が放った2年ぶり4枚目のアルバムは、地を這うような極悪ベース音と享楽的なウワ音のコントラストにヤラれる会心作だ。得意のエレクトロニコアもトラップのテイストを足してしっかりアップデートしているし、リンプ・ビズキットみたいなラップ・メタルや、U2に通じるスケール感を湛えたミディアム・バラードなど新境地の開拓にも積極的。センチュリー・メディアへ移籍してひと皮むけたな!