高校を卒業したばかりの若きシンガー・ソングライターが名門マタドールからアルバム・デビュー。あどけなさの残る歌声はジュリアン・ベイカーを想起させるが、彼女の場合はもっと陽気に突き抜けていて、ペイヴメントみたいに脱力したギター・サウンドも魅力的だ。Pitchforkの〈Best New Track〉に選ばれた“Pristine”と“Heat Wave”を筆頭に、ミレニアル世代のもどかしい感情を綴った歌詞がとにかく素晴らしい。