UKのカルチャー・ウェブ・メディアであるデイズドが、2014年の上半期に発表された楽曲からベスト・トラックTOP10を発表した。ここで1位に選出されたのは、サンフランシスコの電子音楽家として知られるホリー・ハーンドンの“Chorus”。ネット上のさまざまなサイトから採取したサンプリング音と、加工した自身のヴォーカルをリズミックに融合させた実験的なレフトフィールド・テクノで、ファニーなトラックの世界観を拡張させたインパクトあるPVは、日本人の映像作家である谷口暁彦が監督を務めている。
このほか、謎が多いUKのレーベルであるPCのAG・クックがレーベルメイトのハンナ・ダイアモンドを迎えた“Keri Baby”や、ギャング・ギャング・ダンスの元ドラマー、ティム・デュイット擁するダッチ・E・ジャーム“Black Sea”をはじめとしたインディー・ダンス系に、ティナシーやYGらアーバン勢の楽曲、アリアナ・グランデの大ヒット・ナンバー“Problem”など幅広くチャートイン。まだ日本ではあまり知られていない注目曲も多いので、チェックしてみよう!
ちなみに、このなかからMikikiがオススメするのはSDライカ“Meshes”。ブルックリンのレーベル、トライ・アングル所属のグライム・プロデューサーによるノイズまみれの危険な異端ベース系トラックとなっている(アートワークも凄い……)。こちらもぜひ!