イージーファンとの先行トラック“Von dutch”からも予想された通り、スリックでシャープでミニマルなハイパーポップが満載された6作目。サーカット、ジョン・シェイヴ、ゲサフェルスタイン、ハドソン・モホークらも参加しているが、最大のポイントはほぼ全曲でAG・クックが制作に復帰していることだろう。迷いのないプロダクションで豪快に飛ばしつつ、一方で故ソフィーに捧げた“So I”や自身の出産vs.年齢を綴った“I think it all the time”など、思いの他にリアルで傷つきやすい側面も覗かせている。SNS時代のポップ・カルチャー讃歌/困惑も盛りだくさん。新ポップ・バイブルがここに誕生!