約1年半ぶりの8作目は、ネガティヴに飲みこまれんと自身を律しつつ、ヒップホップ・シーンやネット民への苦言なども曲に。それでもなお、メロディアスなスタイルや歌サビを随所に挿んだアルバム全体の表情はむしろ温か。世知辛い世の中にあっても笑って過ごしたいと歌う“兎に角笑いたい”に帰結するアルバムとなれば、それも当然か。“Elevation”はDJ DEEQUITEのトークボックスでさらにぬくもる。