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ジェシーを取り巻く関連アーティストを紹介!

KANDACE SPRINGS Soul Eyes Blue Note/ユニバーサル(2016)

かのプリンスもその歌唱を絶賛したという、USナッシュヴィル出身シンガー・ソングライター。ノラ・ジョーンズを敬愛し、彼女と同じくブルーノートからリリースしたのがこの初フル・アルバムだ。ジェシーは『Soul Eyes』の制作に参加、以降も『Black Orchid EP』(2018年)のリード曲を提供/ギターも担当するなど交流を深めている。

 

bird DOUBLE CHANCE Sony Music Associated Records(2003)

オリジナル・ラブの田島貴男が全面プロデュースし、イヴァン・リンスやアル・クーパー、ハナレグミの永積タカシらが楽曲提供したbirdの4作目では、ジェシーも“喜怒哀楽も”を作曲し参加(作詞はbird)。ストリングスの音色が印象的なカントリー調のミディアム・ナンバーは、ジェシー印の美しいメロディーが光る。

 

VARIOUS ARTISTS The Best New-Comer Of The Year PIZZA OF DEATH(2009)

世界中でカヴァーされ続けている“Don't Know Why”。楽曲の力が圧倒的なだけあってアレンジのし甲斐もありそうだが、この〈PIZZA OF DEATH〉のコンピレーションに収録されたKen Yokoyamaによるファストなメロコア・カヴァーもまた◎。

 

平井堅 Ken's Bar DefSTAR(2003)

ここ日本発の“Don't Know Why”カヴァーと言えば、人気カヴァー・シリーズ第一弾に収録されたこのヴァージョンも有名。ジェシーは編曲とギターで参加しており、丁寧に歌い上げる平井の歌唱をバックアップ。こうして名曲は後世へと語り継がれていくのだ。 ※試聴はこちら

 

原田知世 恋愛小説 UNIVERSAL(2015)

翌年に続編もリリースされた、ポップスやジャズ、ボサノヴァなどを自由に行き来したサウンドが心地良い、大人のラヴソング・カヴァー・アルバム。ジェシーは原田と“Don't Know Why”をデュエット(ミュージック・ビデオにも出演)。原田のクリアで温もりのある歌声と共に、自身の名曲をフレッシュにアップデートしている。

 

畠山美由紀 Summer Clouds, Summer Rain rhythm zone(2007)

親日家としても知られるジェシー。この記事でも紹介しているように日本のアーティストとの交流は多々あるなか、来日公演で共演をしていたり、彼女の4作目となる本作でジェシーが全面プロデュースをしていたりと、両者の親交は特に深い。ビリー・ホリデイやニール・ヤングらのカヴァーも含まれた本作は、ジェシーが爪弾くギターに乗せて畠山が歌う、親密でいて爽やかなアコースティック作だ。

 

BILL FRISELL Music Is Okeh/Masterworks(2018)

18年ぶりのソロ・アルバムをリリースしたばかりなアメリカの巨匠ギタリスト、ビル・フリゼール。ジェシーは自身の2004年作『While The Music Lasts』で、彼をゲストとして招いているのは、ポップ・ミュージック界に身をおきながらジャズ方面とも交流を持つジェシーならではのコーディネート。

 

BOB DYLAN The Freewheelin' Bob Dylan Columbia(1963)

10代でボブ・ディランやニール・ヤングを聴き、ギターを手にしたというジェシー。両者はジェシーがもっともリスぺクトする音楽家だと言ってよさそうだ。そんなディランのセカンドとなる本作の収録曲“Corrina, Corrina”を、ジェシーは自身の2003年作『Mineral』で公的にカヴァーしている。

 

MADELEINE PEYROUX Half The Perfect World Rounder/ユニバーサル(2006)

『Careless Love』(2004年)に続き、ジェシーが制作に参加した〈21世紀のビリー・ホリデイ〉の2006年作。“A Little Bit”“Once In A While”“California Rain”の3曲をマデリンと共作している。アコースティックでイノセントなサウンドと歌声にノラ・ジョーンズとのタッグを思い出す瞬間も?

 

BRAD MEHLDAU TRIO Seymour Reads The Constitution! Nonesuch/ワーナー(2018)

下掲のサントラにも招いていたアメリカのジャズ・ピアニスト、ブラッド・メルドー。2人は親友同士とのこと。ジェシーは参加していないが、ポール・マッカートニーやビーチ・ボーイズといったポップス方面のカヴァーも収録したこのメルドーの最新アルバムを聴けば、再コラボも期待したくなる。

 

JULIAN LAGE Modern Lore Mac Avenue Records(2018)

 先日の来日公演も話題だった天才ギタリストの最新アルバムはジェシーが前作『Arclight』に続きプロデュース。両者はジョン・ゾーンの〈Songs Project〉でも顔を合わせる仲だ。『Arclight』と同様、スコット・コリー&ケニー・ウォルセンとのトリオでのモダンなアメリカーナ・サウンドに貢献。

 

ORIGINAL SOUNDTRACK 痛いほどきみが好きなのに(The Hottest State) Sony Music Associated Records(2008)

ジェシーが全曲描き下ろしプロデュースした本映画の監督であるイーサン・ホークとは、もともと友人関係。サントラにはブラッド・メルドーやノラ・ジョーンズといったお馴染みの面々に、キャット・パワーやファイストら豪華アーティストが参加している。ちなみに廃盤となっている日本盤のボーナス・トラックには、日本版のEDであるJUJU“Somewhere Down The Road”を収録。

★特集 Pt.1:最新作『Aquarelle』と共にジェシーの音楽性に迫ったコラムはこちら

 


Live Information
JESSE HARRIS

日時/会場:12月18(火)、19日(水)ブルーノート東京
開場/開演:
・1stショウ:17:30/18:30
・2ndショウ:20:20/21:00
料金:自由席/8,000円
★席の予約はこちら
出演メンバー:
ジェシー・ハリス(ギター/ヴォーカル)
ジェレミー・ガスティン(ギター/ヴォーカル)
ウィル・グレーフェ(ベース)
リカルド・ディアス・ゴメス(ドラムス)
★公演の詳細はこちら