前作『Jackie』が哀しみと怒りを原動力にした力作だったのに対し、自身のレーベル発となる本7作目は、伴侶も得て新たな未来へ向き合った影響か、漲る空気が完全にリフレッシュされた印象! DJテリー・テルズ“Fuck It Up Challenge”をベタ使いしたクソ最高なジャージー・クラブ“Level Up”を皮切りに、ナイジェリアのテクノを招いたアフロ調の“Freak Me”、ロドニー・ジャーキンスが息を切らすドラムライン仕立ての“Dose”、ケリー・ローランドを勝手知ったるアトランタ作法で迎える“Girl Gang”、ソフトなディスコ“Thinkin Bout You”……と主役の魅力が煌めく多彩な楽曲だらけで、ジャスパー・キャメロン作の情熱的な“Greatest Love”から表題曲へ至る流れで胸が満たされる傑作。こういうのがいいのよ!