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【tofubeatsの棚の端まで】第81回 2 BEST FROM 日本コロムビア――TOWA TEIとPIZZICATO FIVE、日本コロムビア発の2作を紹介

たくさんの人がいて、たくさんの物がある……見慣れてた景色も新しく見えるかもし連載!

 私もいっちょ噛みさせていただいたTOWA TEIさんのアルバムから、何度この企画で紹介するのか……というか新譜が途絶えない小西康陽さんワークを今回もご紹介。私も徐々に肩をあっためてますので、春になるまでに何かが出るのかも……出ないのかも……。

TOWA TEI Arbeit Columbia(2019)

 いや~、こんな形で着地するとは夢にも思いませんでしたこちら。TOWA TEI氏のソロ活動25周年を記念した外仕事盤に私tofubeatsの“水星”が収録です。TEI氏作曲のKOJI1200“ブロウ ヤ マインド”をサンプリング(弾き直し)したこちらの楽曲、厳密にいうとTEI氏は実作業に関わっていないですが、〈孫楽曲〉的な感じでオファーいただきました。しかし隅々まで手抜きがない……というか改めて高品位なアレンジだったり、音のリリース感が楽しめる2枚組です。J-Pop DJの間ではおなじみ、作詞の菊地成孔氏とのコンビ(FINAL SPANK HAPPYの新譜も最高ですね)が絶妙な唐沢美帆“2AM”、同じく日の目を見る機会が少なかったであろうイ・ジョンヒョン“BRIGHTER THAN SUNSHINE”なども収録。インターネットの時代ではありますが、膨大な量の仕事から見つけるのは難しかったりもするので良いですよね。

 

PIZZICATO FIVE THE BAND OF 20TH CENTURY : Nippon Columbia Years 1991-2001 TRIAD/コロムビア(2019)

 最近タイラー・ザ・クリエイターなんかに発見されたりもして……と言いますが、自分的には常に話題の小西さん率いるPIZZICATO FIVEのベストがコロムビアからも。同発の7インチ・パックも凄いです。ソニー時代の再発と続いて、自分の中で高校時代などにぼんやり消費していたピチカートと向き合う時間が増えてきていますが、コロムビア期を聴き直すとやはりこのロックというか芯のハードな部分に目が行ってしまいます。いまの時代を生きていると同じ国にこんなバンドが存在していたことが奇跡のように感じてきてしまっているここ最近です。これに収録の“大都会交響楽”のアルバム・バージョンはピチカートの中でもとても好きな楽曲です。気がついたら自分も東京在住になっています。なんと恐ろしい時の流れでしょうか……。

 


tofubeats(トーフビーツ)
90年生まれ、神戸出身のトラックメイカー。自身の作品リリースのほか、土岐麻子、中島愛、向井太一、TENDRE、平井堅、大比良瑞希、m-flo、CHEMISTRYらの楽曲を手掛け、マスタリング/アートディレクションを担当したdj newtownの『WEST MEMBERS』(HIHATT)もリリース中です。自身名義では〈うんこミュージアムTOKYO〉公式テーマ曲“生きる・愛する・うんこする”と、DEFTYをフィーチャーした“Keep on Lovin' You REMIX”が好評配信中! その他の最新情報は〈tofubeats.com〉にて!

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