RYUTist

本編の1番手は、タワーレコードのレーベル・PENGUIN DISCに所属し、地元・新潟を拠点に活動するRYUTistが登場。佐藤乃々子、宇野友恵、五十嵐夢羽、横山実郁のメンバー4人は、疾走感溢れるソフト・ロック・ナンバー“青空シグナル”からライヴをスタート。メンバーひとりひとりが歌をつなぎ、突き抜けるサビへと昇華させていく。彼女たちは日々歌とダンスを鍛錬し、ステージ力を高める努力に勤しむ練習熱心なグループとしても知られる。その成果もあって、ステージを大きく使ったパフォーマンスは観客をRYUTistの世界観に引き込む説得力があった。


MCで宇野友恵は「今日は、私たちも憧れるお強いアイドルさんたちが出演されています。そんな中に、私たちは新潟県っていう田舎からやってきてすごい緊張しています」とコメント。五十嵐夢羽は「今日は、新潟県からRYUTistというアイドルがやってきたってことだけでも覚えていただけたらと思います」と、低姿勢ながら自分たちの存在をアピールした。
次に歌うのは10月末にリリースされたキラキラなポップ・ナンバー“きっと、はじまりの季節”。爽やかなメロディーに希望感たっぷりな歌詞を乗せて軽やかに歌っていく。ミディアム・チューン“無重力ファンタジア”では、ジャジーかつドリーミーなムードを歌とダンスで表現。色鮮やかな星が輝く宇宙を漂っているかのようなステージを見せてくれた。続けて、過去の思い出を回想した儚い想いを伝えるナンバー“Blue”では、4人の美しいハーモニーとダンスを披露した。


その後のMCでは、来年6月20日(土)に初のホール・ワンマン・ライヴを新潟・りゅーとぴあ劇場で開催することを告知したほか、新潟のゆるキャラを紹介する下りも。そうした場面から、地元に根ざしながら活動しているRYUTistのスタンスが感じ取れた。そして、最後の曲は“黄昏のダイアリー”。透明感のあるポップ・ナンバーに、観客はハンドクラップで応える。ビッグネームが並ぶイヴェントで、RYUTistは持ち味であるクオリティーの高い楽曲とパフォーマンスで自分たちの魅力をたっぷりと伝えた。
