バンド初の試みとして、共同プロデューサーにスティーヴ・リリーホワイト(!)を招聘/制作された10作目。すべての音が繊細かつ豪快に渦を巻く“PHILIA”や、グランジなギターと緊迫感のあるストリングスが絡み合う“You're knocking at my door”など、彼らでしか生み出せない壮大なスケール感を強烈なまでにアップデートしている(特にロウな出音が極上)。結成30周年、冷めやらぬ探究心にただただ敬服。