推しシングル群を今月は出張便でお届けするよ!

小林愛香 NO LIFE CODE トイズファクトリー(2020)

Aqours以前から歌手として活動していた声優の8年ぶりの新シングルは、田代智一が全曲をプロデュース。彼が参加するQ-MHz提供の表題曲は、自由な気持ちを高らかと歌う超ポジティヴなロックンロール。佐伯ユウスケ編曲のグルーヴが心地良い“ゆらゆらら”、〈生きているだけで最高のエンタメ〉という歌詞が刺さるチアなロック“Crazy Easy Mode”と、めっちゃ元気になる3曲入り。 *北野

 

鬼頭明里 Desire Again ポニーキャニオン(2020)

「鬼滅の刃」の竈門禰豆子役などで勢いに乗る声優アーティストのセカンド・シングルは、スピーディー&パワフルなバンド・サウンドを従えてフレッシュなロック・ガールぶりを見せつける表題曲がえらくカッコイイ。カップリングは「地縛少年花子くん」のエンディングを切なく彩る“Tiny Light”と、ちょっぴりグラマラスな“Closer”。可憐さは保ちつつ、感情表現豊かな歌がどれも◎です。 *土田

 

SEASON OF LOVE Fall in Love ビクター(2020)

本編から9年後の世界を描いた〈EPISODE 5.0〉が始まり、新展開を迎える〈Tokyo 7thシスターズ〉より、コドモ連合が成長して結成した新ユニットのデビュー・シングルが到着。今まさに青春へと飛び込むような煌めきが詰まった表題曲に加え、子どもらしい稚さでワイワイと歌うコドモ連合としての初楽曲“コドーモ・デ・ヒーロ”も収録することで、9年間の歴史を表した技アリの一枚だ。 *北野

 

4U,KARAKURI 2039 AND DEVIL/アイノシズク ビクター(2020)

〈Tokyo 7thシスターズ〉の2ユニットによるスプリット盤。4Uの“LOVE AND DEVIL”は、Le☆S☆Ca“ミツバチ”に続いて田淵智也が作曲。彼らしい賑やかに飛び跳ねるようなメロが4U のガールズ・ロック感にずっぱまりでクソ最高。成長して〈ふたりでひとつ〉からひとりひとりの個性が強く出るようになった双子ユニットのKARAKURI 2039は、愛に溢れた切なEDMで泣かせにきてます。 *北野

 

内田雄馬 Over キング(2020)

「あひるの空」のエンディング曲を表題に据えたニュー・シングルは、持ち前の爽やかなヴォーカリゼーションを活かしたロック・チューンで幕を開け……たかと思えば、挑発的なEDMロック“Loser”、デジタル・レゲエ風の“Buzzer Beater”とカップリングの2曲ではダンサブルなトラックに乗せてクールなラップを披露。力強さと色気が同居する歌声で聴き手を惹き込む様にポップスターの風格が。 *土田

 

OxT Everlasting Dream ポニーキャニオン(2020)

Tom-H@ck featuring 大石昌良名義を含めると6曲目となるTVアニメ「ダイヤのA」とのタイアップ・シングルは、困難な夢に向かって挫けず努力する者を力強く鼓舞するアンセミックなナンバー。カップリングには、青春の輝きを封じ込めた大名曲“ゴールデンアフタースクール”のオーケストラをフィーチャーしたライヴ音源を収録。オーイシマサヨシの歌声はいつでも胸を熱くさせてくれる。 *北野