
ソロ始動から6年、斉藤朱夏のブライトフルな軌跡が刻まれたベスト盤!!

Aqoursでの活動と並行して、2019年にソロ・キャリアを歩みはじめた斉藤朱夏。以降、コンスタントにリリースを続けてきた彼女にとって初のベスト盤『Rabbit Girl』が登場だ。その軌跡を辿るかのように、発表順に楽曲が並べられており、デビューから2023年までにリリースされた12曲は、すべてハヤシケイが作詞(と大半の作曲)を担当。ストリングスが華麗に舞う“あと1メートル”、スカ・パンク調の“ゼンシンゼンレイ”、疾走感に溢れたパワー・ポップ“もう無理、でも走る”、スウィンギンな“愛してしまえば”など、陽性で溌溂とした歌声の魅力がさまざまな方向へと引き出されていった過程を追体験できる。そうした第一期というべきタームを経て、本盤収録の新曲“あしあと”は作詞作曲編曲にサイダーガールの知を召喚。エレクトロニックな炭酸系ギター・ロックに新鮮な表情が写っていて、今後への期待を高める一枚にもなっている。 *田中亮太
斉藤朱夏のBlu-ray『斉藤朱夏 -5th ANNIVERSARY 朱演2024 天使と悪魔のささやき-』(SACRA MUSIC)