誰も真似のできないスタイルを提示しつつ、独自の立ち位置をキープし続ける鬼才たちがふたたび相寄り、新作を制作した。小島麻由美の屈託のない歌声が響き渡る“千の風になって”やどうしようもなく素っ頓狂な“エマニエル夫人”など味わい深いカヴァーにも心を奪われてしまうが、親しみやすさとクセの強さの塩梅が絶妙な演奏がステキすぎて、ニコニコしたりウルウルしたり忙しいったらない。またしてもイイ風が吹いとりますよ。