マドリッドから出現したモダン・ブギー・デュオが、お馴染みのスリーパーズから待望の初アルバムを投下。先行カットのスペイシーな“Black & Gold”に代表される華やかで妖しいムードは往年のフレンチ・タッチに通じるもので、レーベル主宰のイヴァン・マクヴェルもトークボックスで助力した“Slide”、クローメオ風の野太い電化ファンク、殿下ノリもあるシンセ・ポップなど定番の振り幅をグルーヴィーに表現していて抗えない。