TV番組「水曜日のダウンタウン」内のオーディション企画から昨年12月に誕生し、話題性も手伝ってデビュー・シングル“りスタート”でオリコン1位を獲得したWACK所属の5人組アイドルが、結成から半年で早くもアルバムをリリース。クロちゃん対WACKという外向きのゲーム性で色分けしてきた先行曲とは異なり、幕開けの“豆柴の大群 -お送りするのは人生劇場-”からアクシデントを逆手に取った“FLASH”と、冒頭からロッキンな疾走感のあるSCRAMBLES節で攻め立てる。要所に技アリな好曲があるのもポイントで、なかでも等身大を投影したハナエモンスターの詞と青春モードな曲調がマッチした“僕がいい”と“ガーデニング”が素晴らしい。ラストの“大丈夫サンライズ”もこの並びでよりポジティヴに響く。