お世辞抜きに会心の一撃である。カヴァー・シリーズを挿んで、ついに届いた10枚目のオリジナル・アルバムは初期ファンも納得のNFG節に貫かれた極上のポップ・パンク作に。エッジ際立つヘヴィーさに加え、甘くも切ないメロディーの昂揚感がとにかく最高なのだ。ザクザク刻むリフでモッシュ・ピットへと誘う“Himalaya”、バラード調の“More And More”、ラストを飾る壮大な“Slipping Away”まで一気に聴かせる全15曲。