ソロ作を経てR&Bテイストが増したKuroの歌声と、より洗練されたプロダクションが融合し、国を越えた支持を予感させる好盤となった新作。鎮座DOPENESSとのアフロ・ポップに始まり、シティー感のあるレゲエで締め括る構成は、もともとワールド・ミュージック志向のダブ・バンドとしてスタートした彼らにとって、原点回帰でありアップデートであるとも言えよう。等身大のポジティヴな言葉が並んだ〈日常賛歌〉な歌詞も良い。