作品を出すたびにその奇抜なアートワークと音で話題をかっさらっていくアルカの4作目。過去の作品でも見られる、 アルカらしいランダムで突然変異的なサウンドもところどころで聴こえてくるが〈人は皆、死ぬまで変化し続ける〉と本人が語るように、自己の壁を蹴り破って到達したのは実験的なノイズとポップの絶妙な境界線。またソロ作としては初の客演としてビョークやソフィーが参加している点も見逃せない。