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暗い世の中を晴れにさせるぞ

――新体制でのニュー・シングルの話を。新メンバーのお二人は初めての作品になります。

七瀬「これがお店に並ぶ場面を想像したら、アイドルになったんだなって感じるんだと思います」

「これまでの期間は二人こそ不安だったと思うので、CDが出てアイドルとしての実感を持てるのは嬉しいよね」

山乃「CDを作るにあたって、レコーディングもジャケット撮影もMV撮影も全部初めての経験すぎて。自分でイメトレして行ったんですけど、実際にその場でこれこれこうしてくださいって言われることをわーってがんばって、出来たものがこんなに素敵なもので。私はこれが店頭に並ぶのがまだ想像つかないです。変な感じがする」

小田「でも二人ともMV撮影が初めてとは思えないくらいすごかったです」

「フウカ、リップシーンがすごい苦手で。いままで何回撮ってきたのって感じなんですけど(笑)。私は慌てちゃうんですけど、二人は堂々としていたし、かわいかった」

七瀬「スタッフさんたちが〈かわいい!〉って言って盛り上げてくださって。それが堂々とした姿に繋がったのかなと思います」

「いまこうやってインタヴューで喋れてるのも、前からいた4人からしたらすごいことで」

小田「入った頃は一言も喋れなかった」

優雨「ずっと黙ってたもんね(笑)」

小田「だからポテンシャルがすごい。後輩なのに感心しちゃう」

早桜「ダンスもお家でできるだけ覚えてきてねって伝えてはいたんですけど、最初からほとんど完璧に覚えてきてくれて、レッスンで合わせるときもスムースにできました」

――表題曲の“SUN百6じゅ~GO!日ッチ☆”はクマリデパートらしいアイドル・ソングになりました。

「これぞクマリデパートという感じで」

早桜「明るくて楽しくてね。歌詞にも〈こころのデパート〉って入っていて」

「〈こころのデパート〉が入るのは“おいでよ!クマリデパート!”以来だよね。それくらい代表的な曲になるのかなと。いま、世の中が暗いじゃないですか。それをクマリデパートが晴れにさせるぞっていう意味があって。CDジャケットの裏側は雲が描かれてるんですけど、クマリデパートが太陽として写っているんですよね。〈いつもの毎日が あたりまえじゃないって〉とか、このコロナの状況を歌っているような箇所もあります」

――そんな曲を泣くほどに悩んだ優雨ナコさんが歌うのもグッときますよね。

優雨「〈涙は流しても〉っていうパートはちょうど私が歌ってるんですよ(笑)。歌詞がメンバーに合ってるよね」

「〈笑顔の指差し確認〉なんかは絶対に早桜ちゃんじゃないですか。〈ランダムピスタチオ〉はふざけちゃってますけど(笑)」

早桜「“ネコちゃんになっちゃうよ~”を生み出したsayshineさんがまた考えてくれました」

「最後の台詞の〈アルティメットウエポン〉もね(笑)。クマリデパートがアイドル界の究極兵器として……ってすごいこと言っちゃいました」