みなさんこんにちは! TOWER DOORSスタッフです。
TOWER DOORSが注目する新たな才能にメール・インタビューを行っているのが、この〈6つの質問〉という企画。んoonに始まり、これまでにご紹介したのはなんと73組ものアーティスト。手前味噌ではありますが、本当にたくさんの新進ミュージシャンの魅力を伝えている実感があります。
さて、今回この企画に協力してもらったのは、注目のシンガー・ソングライター/プロデューサーのa子(エーコ)です。彼女がTOWER DOORSに提供してくれたのは、こちらの“CHAOS”という楽曲。
2018年頃に活動を開始したa子。彼女の魅力は、みずからプロデュースする情緒的かつ幻想的な楽曲と独特のウィスパー・ヴォイスです。バンド・サウンドを基調としたユニークな音作りは、インディー/オルタナティヴ・ロックからの影響によるものだとか。
2019年には〈出れんの!?サマソニ!?〉でファイナリストに選出され、また今回の“CHAOS”のミュージック・ビデオがYouTubeで4万回以上も再生されるなど、ニューカマーでありながらも注目を浴びています。実際、私もここ最近、彼女の名前をさまざまな場面で聞くようになりました。
そのヴィジュアルも魅力のひとつです。上掲のアーティスト写真は、Mall BoyzやOpus Innらとの仕事で知られるフォトグラファー/ビデオグラファー、lilsomがディレクションしたもの。また、独特の世界を描くMVは、彼女が率いるクリエイティヴ・チーム〈londog〉が手掛けています。ぜひビデオやヴィジュアル・ワーク、a子のInstagramなどをチェックしてみてください。
それでは、デビューEP『潜在的MISTY』のリリースを控える話題のa子に〈6つの質問〉をしてみましょう。
1. 出身地と音楽活動を始めたきっかけ(バンドであれば結成のいきさつ)について教えてください。
「出身地は兵庫県です。
音楽活動を始めたきっかけ:音楽を始めたのは中学1年生の頃です。家庭や学校で生活を送る中で周囲に違和感を感じることが多かったのですが、近所の中古レコードショップでSoft Machineの“Facelift”を聴いて〈自分が抱えている不安感を音楽という形で表現しよう〉と思い、活動を始めました」
2. 現在の音楽性に影響を与えたと思うアーティストや楽曲は?
「Soft Machine, Melanie Martinez, Flying Lotus, James Blake, 椎名林檎、サカナクション」
3. 今回TOWER DOORSで紹介した曲はどんなふうに生まれた曲で、どんなことを表現していますか?
“CHAOS”
「自分が尊敬するアーティストに対して抱く羨望や嫉妬、憧れなどの感情が入り混じり混沌とした状態、つまり〈CHAOS〉を表現しています」
4. 交流のあるアーティストでいま注目しているのは?
「Dos Monos」
5. TOWER DOORSは新しい音楽との出会いを提供することをコンセプトとするメディアですが、あなたが最近出会った新しい音楽は?
「Lil Nas X」
6. ライブやリリースといった今後の活動や、やってみたいことなど、これからの展望について教えてください。
「9月23日にEP『潜在的MISTY』をリリースします。時期は少し遅くなってしまうかも知れないのですが、リリースに合わせたイベントも企画中です」
以上、a子からの〈6つの質問〉への回答でした。
Soft Machineのカオスなジャズ・ロック・クラシック“Facelift”(70年)で音楽に目覚めた、というのはかなり意外なエピソード。その一方で、オルタナティヴなサウンドやフラジャイルな独特の歌唱は、彼女が影響を受けたという椎名林檎の初期作品をたしかに思わせます。特に、90年代後半~2000年代前半のムードを感じるキャッチーな“CHAOS”はまさにそう。内省的なダークさとポップの共存という点ではMelanie MartinezやJames Blakeとの共振をたしかに感じます。
そんなa子のデビューEP『潜在的MISTY』が、本日9月23日にリリースされました(各種リンクはこちら)。CDでは配信版に収録されていない“ジェラシー”を聴けますので、ぜひタワーレコード オンラインや実店舗でチェックを!
玉名ラーメンらとともに、新世代の音楽シーンを作っていっているように感じるa子という才能。2020年、注目すべきアーティストだと強く感じます。
RELEASE INFORMATION

TRACKLIST
1. CHAOS
2. 熱帯夜
3. 肺
4. 水泡
5. drug
6.ろれつ
7. ジェラシー ※CDのみの収録