ダニーロ・ペレス、ブライアン・ブレイドとともに、ウエイン・ショーター・カルテットを夢幻に変化させてきたベーシスト、ジョン・パティトゥッチ。チック・コリアのアンサブルでデビューした当時から凄腕のベーシストとして高く評価され、評判通りの活躍はこれまで止まることなく続いてきた。昨年リリースの『Soul of the Bass』ではウッド・ベース・ソロを中心に構成し、自身の音楽をあっという間に構築するそのクレヴァーなテクニックで演奏家としてのネイキッドな姿を露わにして見せた。今回ギター・トリオで、三密なアンサンブルを披露。ジョビンの傑作“Olha Maria”のメロディーをアルコで切々と歌う。