メンバーの夏botが幼少期を過ごしたアメリカをコンセプトとする4作目。序盤は彼ららしいドリーミーなギター・ポップが並ぶが、中盤には90年代的なオルタナティヴ・ロック~グランジ、さらにはアンビエンスを纏ったスロウコアが置かれているのが特徴的。後半に出てくる真骨頂のシューゲイズ・ナンバーを経て、大陸的なスケールを持ち、艶やかなサックスが吹き鳴らされる“スロウボートのゆくえ”での大団円が感動を呼ぶ。