緻密でコンセプチュアルな世界観が魅力だった前作に対し、光と風が吹き抜けるように清々しく颯爽と聴かせる曲も際立った印象の3作目。トリプル・ギター編成となって音のレイヤーは一段と厚みを増し、“ハル、ヨル、メグル。”のイントロなど頬が緩んでしまうシーンが随所で訪れる。eurekaの澄んだ歌声が映える、疾走感のなかに生の儚さや美しさを真空パックしたみたいな“繋ぐ日の青”も素晴らしい。