無料配布や配信による2枚のEPで日本のインディー界隈の注目を得た5人組による初フル・アルバム。ティーンの煌めきと倦怠をギター・ポップシューゲイザーなアンサンブルに託した作風はMoscow Clubあたりに通じる手触りだが、Eureka嬢の無防備な歌が描くメロディーでJ-Popの文脈にも馴染むポップネスを持ち込んでいる。疾走チューン“Her Sarah Records Colle-ction”の臆面のない瑞々しさに胸を抉られます。