私たちの日常の風景をすっかり変えてしまった、コロナ禍。それはまた、私たちの音楽の聴き方にも少なからず影響を及ぼしたと思います。以前好きだった音楽を受け付けなくなったり、あるいはそれまでスルーしていたような音楽に突如として心を奪われたり……。
そこでMikikiでは、ミュージシャンやレーベル関係者、レコード・ショップ関係者、ライブハウス関係者など音楽に関わって仕事をする人々に〈コロナ禍以降、愛聴している1曲〉を訊ねる新連載をスタート。その回答は一人ひとりのいまの心情を映し出すと同時に、災いに見舞われた人々に対して音楽がどのような意味を持つのか、そのヒントにもなるのではないでしょうか。 *Mikiki編集部
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みゆな
2002年生まれ宮崎県在住のシンガー。2018年夏から地元宮崎や東京を中心に本格的に音楽活動をスタートし、2019年には〈FUJI ROCK FESTIVAL’19〉など15本以上のフェスに出演。楽器メーカー〈ギブソン〉が全世界的に新しい世代(21歳以下)のギター・プレイヤーを育成するプラットフォーム〈Gibson Generation Group (G3)〉に日本から選出されるなど国内外問わず注目を集める。2020年10月、コロナ禍で制作し、この時代を生き抜く自分へ、そしてファンへの〈返事〉という想いが込められたサード・ミニ・アルバム『reply』をリリース。
コロナ禍以降、特に愛聴している1曲は何ですか?
石若駿 “Asa feat. 角銅真実”(2016年作『Songbook』収録)
この楽曲は喫茶店にいる時、電車に揺られてる時、本を読んでいる時、散歩している時、いつ聴いても日曜日を過ごしているような気持ちになり、四六時中聴いています。
音一つ一つが大きな雫となって弾けるような綺麗な楽曲です。この曲のおかげで光が差し込む場所が好きになりました。もうすぐ暖かい春が来ますね。先日レコード盤を購入したのでまたゆっくり聴きたいと思います。
RELEASE INFORMATION
リリース日:2020年10月28日
価格:1,980円(税込)
品番:RZCB-87023
TRACKLIST
1. DeadRock
2. あのねこの話 feat. クボタカイ
3. 歌おうよ
4. 乙女の声は天津風
5. my life
6. ソレイユ
7. 瞬き
8. レインレイ