Mikiki編集部員とTOWER DOORS担当・小峯崇嗣が最近トキめいた邦楽曲をレコメンドする毎週火曜日更新の週刊連載〈Mikikiの歌謡日!〉。連載100回を超え、5人が1曲を厳選し計5曲を掲載してまいります。 *Mikiki編集部
【天野龍太郎】
Ado “夜のピエロ”
“うっせぇわ”は〈これが若者の心をつかんでいるのか~〉とピンとこなかったのですが、〈これならおっちゃんにもわかるぞ!〉と膝を打ったAdoの新曲。っていうか、6月14日に配信された曲なので、そもそも紹介するのが遅いのですが……。それはさておき、biz作のグルーヴィーなダンス・ポップが自分の好みにハマったということでしょう。それにしても、Adoの発声がとんでもないことになっています。配信リンクはこちら。
【鈴木英之介】
Sweet William “Please Think Twice”
粘り気のある後ノリ気味なビートの上で、日本的な侘び寂びを感じさせる豊かなメロディーがループされていく。全体を包むムードはゆったりとしていてピースフルでありながら、同時にその端々にどこか物憂げな表情が窺える。ただ〈チル〉なだけでは終わらないそのバランス感覚も込みで、Nujabesの正統後継者といった趣きがあるように感じられる。そしてそのNujabesの影響下にあるローファイ・ヒップホップ文化を意識したと思しき、簡素でミニマルなアニメーションもまた、この曲にはよく合っている。
【小峯崇嗣】
samayuzame “累累”
シンガー・ソングライターのsamayuzameが、ニューシングル“累累”をリリースしました。ひんやりと冷たい質感のサウンドと、ミステリアスで繊細な歌声が紡ぐダークな世界観が、聴いていると身体中を巡るような1曲に仕上がっています。7月には新作アルバムが発表されるとのことで楽しみです。TOWER DOORSでは彼女にメール・インタビューを行いましたので、気になった方は併せてチェックしてみてください。
【田中亮太】
Good Gas & JP THE WAVY “Bushido”
ちょうど今週末に家族でYAKINIKUを食べに行く予定なのでタイムリーなリリックにオッとなりました。「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」、楽しみですね。ホントに宇宙に行くのかな……。
【酒井優考】
チャンポンタウン “TOWER”
ちょっと疲れが溜まっているのでこういう曲が沁みます。