人気占い師〈ラブちゃん〉ことLove Me Doさんが、陰陽五行論に基づいた今月のおすすめMUSICをご紹介します。
PROFILE:Love Me Do
占い師、風水師、占星術師。〈当たり過ぎる占い師〉として話題。最新著書「絶望したあなたが幸せになる方法」(日本文芸社 )好評発売中!
Twitter▶@lovemedo_uranai
今月は丁酉(ひのとのとり) 自分を貫く! それを分かってくれる人がきっといる!
2021年9月の干支は〈丁酉(ひのとのとり)〉。丁(ひのと)は〈陰の火〉を表し、酉(とり)は金運を表し、色でいうと白。このことから焚火やロウソクの火をイメージしてください。先月の〈丙(ひのえ)〉は太陽の火で、誰にでも平等に愛情を注ぐという意味でしたが、〈丁(ひのと)〉はロウソクや焚火の火です。なので、自分から近寄って行かないと火の恩恵は得られません。逆に寄って来た人にしかその愛情や思いを伝えることはできないし、火の恩恵を与えることができません。そこから〈分かってくれる人にだけ理解されればいい〉という意味が生まれてきます。
また、〈万人に好かれる必要はなく、尖って生きることもいいのでは?〉とも〈丁(ひのと)〉は言っています。〈孤独〉や〈寂しさ〉や〈心の奥底の熱い気持ち〉も表したりします。孤独や寂しさ、分かってくれる人だけという部分から、職人的な技術で勝負するというキーワードが出てきます。技術や技や特技を習得するには孤独に打ち勝ち、寂しさに負けないように生きないといけません。とはいえ自信をなくすこともあるので、〈誰かに褒めてもらう〉ことや、〈大丈夫〉と言ってもらうことも大切です。何らかの形で安心を得る必要があります。もしくは、ポジティヴに〈丁(ひのと)〉を解釈すると〈傷ついても諦めずにもう一度立ち上がろう〉という意味になります。
酉(とり)はさんずいをつけると〈酒〉に。自分に酔う、センスという捉え方ができ、自分が自分であるために、自分は何者なのかという〈アイデンティティ〉のキーワードもあります。
情熱、魂、炎など、丁酉(ひのとのとり)には熱いキーワードも!
ロウソクや焚火に〈火をつける〉というイメージから、魂を燃やす、情熱、炎、ハートに火をつけるといった、〈エネルギー〉あふれる部分も丁酉(ひのとのとり)にはあります。
今月のオススメ楽曲!
ヒグチアイ “わたしはわたしのためのわたしでありたい”
2018年6月20日リリースのアルバム『日々凛々』に収録されている楽曲。〈誰もいない街 誰も見てないステージ〉の歌詞に孤独や寂しさが表れていて、〈ハードルを高く高く決めたの 絶対下げたくない〉の歌詞から、自分のことを分かってくれる人だけでいいという〈こだわり〉が見え、自分を貫く姿勢が感じられる楽曲です。また、〈つらいなら、こわいなら、大丈夫〉の歌詞があり、これは、自分を鼓舞している、自己肯定の部分が表現されているのではないでしょうか。タイトル名の“わたしはわたしのためのわたしでありたい”や歌詞全てが丁酉(ひのとのとり)にぴったりです。
THE SUPER FLYERS、SKY-HI “Tomorrow is another day feat. Michael Kaneko (Prod. Shingo Suzuki)”
SKY-HIさんのツアーでハウスバンドを務めるミュージシャンチーム〈THE SUPER FLYERS〉のオリジナル曲で、作詞はSKY-HI/Michael Kaneko。〈とりあえず笑っちゃいな〉〈好きに生きてもいいね〉など、ルールに縛られない表現の歌詞が丁酉(ひのとのとり)の〈分かってくれる人にだけ理解されればいい〉に繋がります。
また、SKY-HIさんのボーイズグループオーディション番組を見ていて〈熱い!〉と感じました。あの企画から、オーディションを勝ち進んでいくための技術だったり、参加者や周りが魂や情熱を燃やしている様が見えて、丁酉(ひのとのとり)が持つエネルギーに通ずる部分があると思い、この楽曲を選曲しました。
Mom “カーテンコールのその後で”
2021年7月28日にリリースされたMomさんの4thアルバム『終わりのカリカチュア』に収録されています。タイトルや歌詞にも出てくる“カーテンコールのその後で”というフレーズが、今のこのコロナ禍が終わった後をイメージできるような楽曲のように感じ、冒頭の〈祝祭を待つ人々の群れが〉という歌詞からも〈これから〉を感じました。全体的にはポップなメロディーですが、歌詞からは今のこの状況に対して何かを訴えているような、少し尖った印象を受けて丁酉(ひのとのとり)のおすすめ楽曲に選びました。