ルーツでもあるブラジルのギター奏者、バーデン・パウエルやエルメート・パスコアールへのトリビュート作とも言えた前作『Preludio』から1年、この通算4作目は初めてのソロ・ギター作品となる。例えばミュージック・フロム・メモリーからのリリースと言われてもまったく違和感を感じない、ニューエイジなアプローチが際立つ新規軸の“Stalagmites”は、音と一緒に心も空間に溶け出しそうなほど心地よい。極上の癒しの音楽である。