2020年発表のフルレングス『Applause』に通ずる切ない世界観と温度感が心地良いミニ・アルバム。引き続き4人のグルーヴは好調で、“倍で返せ!”のように意外なワードセンスやめくるめく展開で驚かせてくれる新鮮さも保っており、バンドが何回目かのピークを迎えているのがよくわかる。今作の場合、ギターが特に素晴らしい。“群像劇”のカラッとしつつも包容力のある音色、“七夕の街”の華麗な泣きっぷりに涙。