壮麗なスウィート・マナーで迫るデビュー曲“Leave The Door Open”にていきなり全米チャートを制したブルーノ・マーズとアンダーソン・パークのタッグが、最高のアルバムを完成。全体的には『24K Magic』の延長線上にあるブルーノのエネルギッシュな通常運転も貫いてバランスを取った感じで、“Fly As Me”や“777”でのファンキーに弾ける楽しそうな姿が印象に残る。とはいえ聴きどころはやはり中軸のスロウで、狂言回しを担うブーツィー・コリンズとサンダーキャットを迎えた麗しの“After Last Night”、ふとR&B王の影がよぎる“Put On A Smile”などの好曲揃い。華麗でノスタルジックなサマー・アンセム“Skate”からのエレガント&メロウな“Blast Off”であっさり終わる八分目の仕上がりも好ましい。絶品。