ドミ & JD・ベック(DOMi & JD BECK)がニューシングル“SMiLE”を2022年4月29日(金)にリリースする。
2000年生まれ、仏メス出身で、パリ国立高等音楽・舞踊学校とバークリー音楽大学にて学び、ルイス・コールらとの共演経験があるキーボーディストのドミことドミティーユ・ドゴール(Domitille Degalle)。そして2003年生まれ、米ダラス出身で、エリカ・バドゥやモノネオン、ジョン・バップなどのバンドに参加した経歴を持つドラマーのJD・ベック。2人によるジャズデュオが、ドミ & JD・ベックだ。
現在弱冠22歳と18歳の2人は、2018年にイベント〈NAMM〉で出会ったことをきっかけにデュオとしての活動を始め、米LAのジャズシーンで注目を集めた。
2020年、Zildjianのライブ動画、そして同年に急逝したMF・ドゥームとマッドリブによる傑作『Madvillainy』(2004年)へのトリビュート動画が、その演奏テクニックの素晴らしさとすさまじさから大きな話題になり、2人は一躍脚光を浴びた(そのほか、数々のカバー動画を自身のYouTubeチャンネルにアップロードしている)。
同年には〈Adult Swim Festival〉でサンダーキャットのバンドに参加し、アリアナ・グランデと共演。2021年にはさらに、ブルーノ・マーズ&アンダーソン・パークによるシルク・ソニックのシングル“Skate”に参加したことで注目された。
そんなドミ & JD・ベックが、なんとアンダーソン・パークがユニバーサル・ミュージック・グループと立ち上げたレーベル、エイプシット・インク(APESHIT Inc.)、および名門ブルーノートと契約したことを発表した。そして4月29日には、ファーストシングル“SMiLE”をリリースする。
その“SMiLE”のリリースに向けたものなのか、“THANK U”という45秒の短い曲が発表されており、期待が高まる。
ジャズやヒップホップ、R&Bを独自に解釈し、自身の音楽をバカテクで奏でる早熟の2人の活動から目が離せない。
*2022年5月2日追記
2022年4月29日にドミ & JD・ベックのニューシングル“SMiLE”がリリースされた。プレスリリースには〈“SMiLE”は、終始シンプルかつクールなトラックだが、ところどころに変拍子や意表を突く展開を交え、彼らの魅力を存分に詰め込んだ曲と言える。ドミによる印象的なテーマや、新世代のドラムヒーローであるJD・ベックによる超絶的なフィルも大注目だ〉とある。
また、同曲のミュージックビデオも同日に発表された。このMVは、なんとアンダーソン・パークがメガホンを取ったもので、ドミとJD・ベックはもちろん、パークやサンダーキャット、マック・デマルコ、テディ・レイなどが出演しており、見逃せない内容になっている。
RELEASE INFORMATION
リリース日:2022年4月29日(金)
配信リンク:https://domi-jdbeck.lnk.to/SMiLE
TRACKLIST
1. SMiLE
PROFILE: DOMi & JD BECK
キーボードのドミ(Domi Louna)とドラムスのJD・ベック(JD Beck)による2人組ユニット。2000年にフランスで生まれたドミは3歳でピアノとドラムの演奏を始めた。フランス国立高等音楽院を卒業後、米ボストンのバークリー音楽大学に入学した。一方、JD・ベックは2003年に米テキサス州ダラスで生まれ、10歳からドラムの演奏活動を、12歳でプロデューサーとしてのキャリアをスタートさせた。2人が初めて出会ったのは、2018年にロバート・シーライト(スナ―キー・パピー/ゴースト・ノート)に招かれて出演した〈NAMMショー〉だった。その後、2人はエリカ・バドゥのバースデーパーティーで共演し、以降デュオとして定期的にプレイするようになる。SNSをきっかけに彼らの演奏は即座に高い評判を呼び、ハービー・ハンコック、アンダーソン・パークやサンダーキャット、フライング・ロータス、ルイス・コール、ザ・ルーツなど名だたるアーティストと共演。なかでも2020年の〈Adult Swim Festival〉でアリアナ・グランデ、サンダーキャットとプレイした“Them Changes”や、ブルーノ・マーズ&アンダーソン・パークによるシルク・ソニックのシングル“Skate”を共作したことは大きな話題を呼んだ。2022年には、アンダーソン・パークがユニバーサル ミュージックと新たに立ち上げたレーベル、エイプシット・インク(APESHIT Inc.)と名門ブルーノートと契約。4月29日に超待望となるデビューシングルをリリースすることが決定。
この2人は、新しい音楽を私たちに届けるために地球に不時着した宇宙人かもしれない。彼らの音楽は、異常なほど複雑で超絶技巧であるが、〈難しい〉音楽ではない。キラキラしていて、執拗なまでにメロディックだ……。
――ニューヨーク・タイムズ