5年ぶりのオリジナル新作は、パンデミックの状況下で書かれた楽曲をまとめたもの。今回のテーマは表題そのままにさまざまな距離や分断に橋を架けることだそうで、オープニングの“Rushing Water”から気合いの伝わる堂々の完成度。盟友ドミニク・ミラー(ギター)ら近年のライヴ・メンバーが演奏したほか、久々にブランフォード・マルサリスの参加もあり。過去の名曲をセルフ・オマージュしたような局面でも楽しませてくれる。