人気占い師〈ラブちゃん〉ことLove Me Doさんが、陰陽五行論に基づいた今月のおすすめMUSICをご紹介します。

PROFILE:Love Me Do
占い師、風水師、占星術師。最新著書「縁切り、不運退散…「結界」を張って、ラクになる [1分で超絶開運]セルフお祓いブック」(大和出版)発売中!
Twitter▶@lovemedo_uranai

 

今月は癸卯 たくましく強く生きながら愛や優しさを大切にしたい月!

2020年10月からスタートした音楽占いも今回で最終回。第1回の原稿には、「最近CDを買ったアーティストは日向坂46と安藤裕子さんです」と書いていましたね。音楽大好きなので、これからもタワーレコードでCD買います!

さて! 今月の干支は〈癸卯(みずのとのう)〉。〈癸(みずのと)〉は、雨、雫、涙などを表し、上から下に縦に流れるエネルギーです。雨=注ぐという捉え方ができ、愛や優しさを注ぐというキーワードがあります。また、雨が降り、その雨が川や海に流れることから、今月は、雨、水、川、海が関わる楽曲も◎。

〈卯(う)〉は、地面から出る芽を表すので、〈癸卯(みずのとのう)〉は、〈地面から芽が出て、雨が降り注ぎ、その芽を成長させる〉イメージです。小さな芽が様々なことを経験して強く生きていく……〈卯(う)〉からはそんなたくましさが感じられます。また、芽が出る=新しいスタートという意味もあります。

 

涙を流したあとは、きっと笑顔になれる!

「癸(みずのと)」には涙のキーワードがありますが、涙を流したあとは、笑って上を向くことが大事です。笑顔になるためにはどう生きるか……そのヒントとなるような楽曲を聴くのもおすすめ!

 

今月のオススメ楽曲!

tofubeats “RIVER”

2018年に公開された映画「寝ても覚めても」(主演:東出昌大 × 監督:濱口竜介 × 原作:柴崎友香)の主題歌“RIVER”は、tofubeats(トーフビーツ)さんが映画のために書き下ろした珠玉のバラード。二人の愛の形を〈川〉で表現した楽曲には、愛、雫、涙、海、川、強さといった〈癸卯(みずのとのう)〉のキーワード全部入り! 是非、聴いて運気を高めて下さい。

 

髙橋真梨子 “遥かな人へ”

1994年2月2日にリリースされた髙橋真梨子さんの22作目のシングル。ノルディック複合団体が金メダルに輝いた、1994年開催のリレハンメルオリンピックのNHKでのテーマソングに起用され、冬季オリンピックを盛り上げました。様々な経験を経て人は強く優しくなれるという、〈癸卯(みずのとのう)〉の要素が入った楽曲のテーマと、髙橋真梨子さんの圧倒的な歌唱力に勇気づけられます。〈いつか見た太陽〉や〈人を愛するため 人は生まれた〉の歌詞が、〈卯(う)〉の持つ〈地面から芽吹いていく姿〉や〈苦労を経験して新しい人生が始まる〉ことを表現しているのかな、とも感じました。

 

瀬能あづさ “もう泣かないで”

アイドルグループCoCoのメンバーだった瀬能あづささん(1992年に脱退)が、1991年9月4日にリリースしたソロデビューシングル。テレビアニメ「らんま1/2熱闘編」のオープニングテーマに起用されていましたね。サビの〈元気を出して もう泣かないで〉に、涙、優しさ、強く生きるといった〈癸卯(みずのとのう)〉のキーワードが詰まっています。

 

きのこ帝国 “愛のゆくえ”

2016年11月2日にリリースされたセカンドアルバム『愛のゆくえ』に収録されている“愛のゆくえ”。宮沢りえさん主演映画「湯を沸かすほどの熱い愛」(1996年公開)の主題歌に起用され話題となった楽曲です。映画は、愛や生と死、別れをテーマに展開する家族の愛の物語。きのこ帝国の“愛のゆくえ”からも、〈愛は この愛は 誰にも言えない〉〈会いたいな 泣きたいな〉という〈癸(みずのと)〉のキーワードや、楽曲を印象づけている〈生きてるの〉〈生きてくの〉の歌詞から〈新しい芽が出てきている〉様を感じられる、メッセージ性のある一曲となっています。