2021年は、デビュー10周年に向けて〈Z PROJECT〉と称したさまざまな取り組みに挑戦してきたA.B.C-Z。そしていよいよ2022年2月1日、デビュー10周年を迎えて初のベスト盤をリリース!
――〈Z PROJECT〉に挑戦してきた昨年を振り返ってみていかがですか?
河合郁人「2021年は準備の年ということで、〈Z PROJECT〉ではタワーレコードさんにもすごくお世話になりました。特に渋谷店には(TOWERmini)汐留店(※A.B.C-Zの聖地だったが昨年閉店)を引き継いでいろんな展開をして頂き、たくさんの方が足を運んでメッセージを残してくださって。ちなみにジャガーズ(ジャニーズJr.のモノマネ芸人)のお二人もメッセージカードを貼りに行ってくれたみたいです(笑)。そうやってみなさんに盛り上げていただいたので、10周年に向けての準備は万端です」
戸塚祥太「〈2022年大丈夫か? 逆算できてるよな?〉ってくらい色々と仕掛けたので、すごくありがたいんですけど、でもそれはまだ滑走路の段階。だからどうフライトしてどう着陸するんだろう?っていうのはすごく楽しみです」
塚田僚一「新たに配信番組や地方の冠番組も始めて、A.B.C-Zを楽しんでもらえる幅がすごく広がったと思います。だから、まだまだやれることがあるんだなって発見した年でしたね。ライブや舞台はコロナ禍で来られない方もいたと思うので、〈絶対次に繋げるんだ〉っていう思いで成功させようと思ってました」
五関晃一「この状況下でできることを模索してたところに、業界自体が対応してくれたり、例えばファンの方々が手指消毒や規制退場といった、いろんな協力をしてくれたおかげもあって僕らも止まることなく進めたので、みんなで次のステージに行けたと思います」
橋本良亮「僕に関してはコロナにかかってしまったのでご心配をおかけしたと思うし、それでも待ってくれたファンの皆さんと一緒に乗り越えてライブもできたので、すごく濃い1年でしたね」
――そんな2021年を越えて、いよいよ2月1日でデビュー10周年。初のベスト盤『BEST OF A.B.C-Z』がリリースされます。ベスト盤というのはどういう印象ですか?
河合「例えばTVで僕らを見たことがあっても、まだファンになってない方もいますよね。そんな方でも、このベスト盤を買えば今までの曲も聴けるし、A.B.C-Zの歴史も知ることができる。Jr.時代の“Vanilla”も入ってますし、まさにA.B.C-Zの教科書と
言っていいような作品です」
――収録曲で印象に残っている曲はどれですか?
橋本「ファンセレクト盤に“Smiling Again”という曲があるんですけど、個人的に推してはいるけど〈絶対入らないだろ〉と思って、実は僕も投票したんです。そしたら見事に入ってたのが意外でしたね」
五関「僕もファン投票で〈根強い人気だな〉って思った曲があって。1位だった“砂のグラス”も人気なのは知ってたんですけど〈まだ1位になるんだ〉って思ったし、もっとすごいのが“Crazy Accel”ですね。さらに古い曲なので」
河合「僕は新曲の“Begin again”(通常盤限定トラック)ですね。プライベートでも仲良しの清塚信也さんに書いていただいたんですが、A.B.C-Zに曲を書きたいって何年も前から言ってくれてたのが実現して。出来上がったものを聴いてもらったら〈自分が思い描いていた以上のものができた〉と言ってくださいました。清塚さん以外にも作家陣がすごく豪華なので、そこにも注目してもらいたいですね。その作家陣の
中に戸塚祥太の名前もあるんですが……(笑)(※戸塚は収録曲“ずっとLOVE”の作詞を担当)」
戸塚「(笑)。僕もファンセレクト盤の曲で、西寺郷太さんが書いてくれた“サポーターズ!”が印象に残ってますね。「応援屋」(「ABC座2016 株式会社応援屋!!~OH&YEAH!!~」)という舞台をやった時のテーマ曲で、僕たちっていつも応援される側なんですけど、逆の発想でみんなを応援するっていうテーマなんです。だからファンのみなさんの気持ちにさらに一歩近づけた、シンボルみたいな曲だと思っています」
塚田「自分は曲じゃないんですけど、初回限定盤Aに入ってるMusic Clip、Dance Clipの映像ですね。やっぱり映像作品でデビューしたグループなので、ダンスや歌のスキルが変化していったり、青年から大人になっていく感じだったりを映像で楽しんでもらいたいです」
――今年、10周年イヤーのA.B.C-Zはどうなりそうでしょうか?
河合「ベストアルバムがリリースになって、もしライブツアーもやるなら去年よりたくさんの場所を回りたいと思っています。熊本と岩手、はっしー(橋本)は千葉でも番組をやっているし、本当は地方のタワレコとかも含めて日本全国を回っていきたいんですよね。みなさんに来てもらうだけじゃなく、〈A.B.C-Zって自分たちの住んでるところにも来てくれるよね〉って思ってもらえるように」