活動60周年を謳った約4年ぶりの新作。ラッパーの客演曲で幕を開け、ヴィンテージ・トラブルの曲も歌いながら、盟友スモーキー・ロビンソンとの共演、“Elevator Eyes”の3度目の録音、テリー・ウィークスが以前在籍したフォー・ラヴァーズ・オンリーの曲や前身のディスタンツ時代に出した曲の再演も交えて回顧と前進を見せる内容は、長いキャリアと名門の誇りがなせる技だろう。ジェントルで重厚なハーモニーはいまも超一級だ。