バック・コーラスやナイトクラブのシンガーとして活動し、日本在住歴もあるUS西海岸出身のヴェテランによる初作。ブラコンが身体に染み付いた人のようで、デレク“D.O.A.”アレンの助力も得て自作した楽曲は全編に渡ってサックスや煌びやかな鳴り物が敷かれ、ジェントルな歌い口のテナーも相まって往時のアーバン・ムードを蘇らせる。ラリー・ダンが参加した“It's About Time”での屈託のないEW&Fオマージュも良い。