約1年半ぶりのフル・アルバム。気ままな散歩のようなテンポで開放的なムードを描く表題曲にラップ・パートが牽引するブギー“Gimme”、アーバン・メロウなR&B“脚本”など、マイルドで軽やかなサウンドの楽曲群にナイーヴな心象を描いた言葉を乗せているのが彼らならでは。特に浮遊感たっぷりのアンサンブルとブルーな感情を絶妙に結びつけた“パラドックス”が素晴らしい。王道のギター・ロックにアプローチした“ギルド”も新鮮。